数学がヤバイ人へつまづきをなくす勉強法

数学がヤバイ人へつまづきをなくす勉強法

数学のニガテな子のための勉強法

お母さん方と話していると、

「勉強の仕方が分ってないのかもしれません。」

とよくおっしゃいます。

そうなんです。

数学がニガテなお子さんは

勉強の仕方が分っていません。

数学は積み上げ科目なので、
数学がニガテだった子が一念発起して
学校の授業に一生懸命に取り組もうとしても
分からないことが多すぎてくじけてしまいます。

お父さんお母さんが勉強の仕方を教えてあげたら、
お子さん自身で勉強できるようになるかもしれません。

中学の数学は大まかに次の3つの分野に分けられます。

計算・関数・図形

伊万里の中学校では学校行事の関係で進み具合に
若干の差はありますが、

計算は 4月~9月
関数は 10月~11月
図形は 12月~2月

で、計算 → 関数 → 図形の順に習います。

各学年とも1学期の計算ができるようになってからしか
関数の問題は解けません。

中1~中3までこのパターンです。

また、学年が上がるごとに
内容が複雑になり難しくなります。

例えば、

計算の分野で

中1の一次方程式 4X-3=17

中2の連立方程式 2X+3Y=5
          6X+5Y=11

中3の二次方程式 X2+4X-21=0

そして、

中1の一次方程式ができていなければ、
中2の連立方程式はできないし、
中3の二次方程式の解法も理解できません。

中1 → 中2 → 中3と積みあがっていて、
各学年でも1学期 → 2学期と積み上げるようになっています。

お子さんが「頑張ろう」と思って、
学校でやっているところに取り組もうとしても
分からないことが多すぎてくじけてしまう。

では、どうやって勉強すればいいのか?

中2を例として話を進めます。

中2の2学期は入試必出の一次関数を習います。
苦手とするお子さんが多い単元です。

ここを学校の授業についていけるように
してあげるための勉強の仕方を紹介します。

そこで、一次関数の問題を解けるようになるには、

中1の計算
中1の関数
中2の計算

この“つまずき”をチェックすることから始めます。
(中1の図形も必要ですが、ここでは定期テストで高得点をとるための
最低限の見直しにとどめます。)

「えー、そんなにやらなきゃいけないの?」
と思われるかもしれません。

一次関数の式を求めなさいという問題がありますが、
これは、

Y=aX+b

この式に数をあてはめて

中1で習う方程式を解くことになります。

また、

二直線の交点を求める問題は、

中2の1学期で習う連立方程式ができなければ解けません。

そして、方程式を解くためにはその前の段階の
計算の単元の知識・技能の習得が必須です。

こんなふうに

一次関数の問題には中学に入ってから勉強した内容が
詰まっています。

中1の教科書の各章の「基本のたしかめ」等を使って
つまずきをチェックしましょう。

まずは、一章の正の数・負の数から
チェックしていきます。

中3の子でも正負の計算ができていない子も少なくありません。
小学算数に戻ることもよくあります。

このとき大事なのは、何も見ないで解かせることです。

今の時点で、
できているところと、
できていないところを分けていく作業だという事を、
しっかり伝えてください。

教科書などで調べないとできない知識や技能は役に立ちません。

間違っていたら、
「いいねー、この調子で弱点見つけるよ!
この弱点を潰していったらできるようになるよ」
と声を掛けてください。

これは大事なことですから、必ず言ってください。

全部まちがっていて、
お母さんの顔がひきつりそうになっても、
「いいねー、その調子!」と言ってください。

間違いが1つでもあった項目は、
問題の横に書いてあるページに戻って復習してください。

間違いがなければ次の章に進みます。

復習するとき問題は最低3回繰り返しましょう。

復習が終わったら
同様にして、文字の式 → 方程式まで済ませます。

そのあと、
中2の 式の計算 → 連立方程式と進んでください。

ここでは、文章問題はとばしてもかまいません。

そして、また中1の変化と対応(比例・反比例)
ここまでをしっかり復習をしておけば、
一次関数の授業についていけるようになります。

「しっかり復習」では曖昧ですね。

教科書の問題を、
何も見ないで解けるレベルまでもっていくことです。

「うちの子勉強の仕方が分ってないみたい。」
とお思いのお父さんお母さん、

ぜひ学習相談(無料)にお越しください。

お昼の時間帯13:00~16:00に
ご来塾いただければ(要予約)
勉強の仕方をアドバイスいたします。

また、
つまずきチェックがついていて、
勉強しやすいテキストをお分けすることもできます。

勧誘は一切しませんので、お気軽にどうぞ。

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