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英文音読のススメ②
「前回は英文を返り読み
するのではなく、
英語の語順どおりに理解
できるようにしましょう。」
という話をしました。
そのトレーニング方法として
なぜ音読をお勧めするのか
をお話します。
簡単です。
1. 返り読みしたくてもできない
音読しながら帰り読みするのは
不可能だからです。
左から右に目で文字を追い
声に出して読むと同時に、
右から左に返り読みする
なんてできません。
つい返り読みをしてしまった
ということは起こりません。
つまり、
音読をすると強制的に
ネイティブスピーカーの
理解の仕方をたどらせる
ことができるのです。
2. 脳が活性化する。
東北大学の川島隆太教授による
脳機能イメージング理論の研究で、
音読によって脳の血流量が増え
前頭前野が活性化するということが
分かっています。
そして外国語の音読では
更にその度合いが高まるといいます。
毎日10~15分の音読の継続で、
記憶力、創造力、抑制力まで伸びる
という反応が起き、
実際MRIで見ると脳の前頭前野の
両側の体積が増えていることが
証明されているそうです。
3. 気分がスッキリ
音読をした後は
「スッキリした感じがする。」
という声が聞かれますが、
この脳の活性化と関係があるのでは?
と思っています。
4. 記憶に残りやすい
目で見るだけでなく、
口の筋肉を使い、声に出して、
音と振動を脳に伝えることで
記憶しやすくなります。
なぜ30分?
本当は一日中英語漬けになるために
1年位留学すればいいんですが、
なかなかそうは行きませんよね。
日本語を使う環境にいながら
ネイティブスピーカーと同じ
英語の理解の仕方を身につけよう
と言っているのですから、
もっと時間をかけたいところですが、
高校生は忙しいので
「最低30分位はやろうね。」
ということです。
実際に30分の音読をしてみると
かなり大変だと思います。
そんな時は、
1日の中で10分×3回と分けて
一回の負担を減らし、
頭を慣らすといいと思います。
それでもキツイという人は、
無理をせずやさしめの英文を
5分×3回から始めましょう。
そして1回の時間を少しずつ
長くしていきます。
6分×3回、7分×3回‥‥10分×3回と。
何だかイケそうな気がしませんか?
これでも無理なら
1日5分から始めましょう。
まず習慣化が大事です。
これが習慣化出来れば、
無理のない範囲で時間を
長くしていけば良いのです。
習慣化について
何かを習慣化するということは、
三日坊主という言葉があるくらい
多くの人にとって難しいことだと
思っています。
人間は変化を嫌う生き物です。
人間の本能です。
変化=未知=危険なのです。
だから本能が無意識に避けさせます。
「また三日坊主⤵」
と自己嫌悪しなくてもいいのです。
三日坊主は当たり前なのです。
だから変化するには
エネルギーが必要になります。
そして少しずつです。
何かを習慣化したかったら
朝一番にもってくるのがおすすめです。
なぜなら、
まだストレスにさらされておらず
心のエネルギーが高い状態だからです。
三日坊主を100回!!