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英文音読のススメ①
英語の勉強法として音読をすすめる先生は多いと思います。
テレビや著書でおなじみの
東進の安河内哲也先生、
灘中学高校の木村達哉先生、
私も音読を勧めています。
伊万里高校→大学進学を考えている中学生と
伊万里高校生は一斉に音読する時間をもうけています。
音読は毎日続けてほしいと思います。
塾生には「お願いやけん、毎日音読して。」
と頼んでいます。
なぜ音読なのか?
お話してみたいと思います。
英語を英語の語順で理解する
下の英文を見て下さい。
① I 私は
② am reading 読んでいます
③ a book 本を
④ which それ(本)を
⑤ my mother 私の母が
⑥ gave くれた
⑦ me 私に
⑧ yesterday. 昨日
これを正しい日本語にしようとすると、
語順を入れ替えて読む、
いわゆる返り読みが必要になります。
こうです
① I 私は
⑧ yesterday. 昨日
⑤ my mother 私の母が
⑦ me 私に
⑥ gave くれた
④ which それ(本)を
③ a book 本を
② am reading 読んでいます
このように、英文に最後まで目を通してから
語順を組み替えながら読んでいくのが返り読みです。
帰り読みをしている人は、長文読解では遅れをとってしまいます。
大問1つ丸々残して試験終了っていうことになりかねません。
速く正確に読む力を養う必要があります。
返り読みをせず、英語の語順通りに理解できるようにトレーニングする方法が音読です。
アメリカ人やイギリス人が英語を理解する方法、英語人の思考法を身につけるのです。
音読練習では、
意味のかたまりごとに分けて、英語の語順通り頭から読んでいきます。
こうです。
I was reading a book/
私は本を読んでいました
which my father gave me/
それを父が私にくれた
yesterday/
昨日
こうすると、
最後のかたまりを読み終わると同時に
文章の意味がわかるのです。
私は高校時代、毎日30分の音読で模試の英語の偏差値を60台後半まで伸ばしました。
音読を始めて3か月後のことです。自分でもびっくりしました。
私がバカだという話はまた別の機会にしますが、
音読を始める前までは、
英語は結構真面目に勉強しているのに
普通の成績しか取れていなかったのです。
偏差値でいけば50~55といったところです。
そして、センター試験本番(当時は共通一次試験)では
発音・アクセント問題で2つ間違いだけでした。
配点を覚えていないのですが、今と同じなら196点(200点満点)です。
凄くないですか?
自慢しているわけではありません。
私みたいなバカでもできたんだから
「やってみる価値は十分すぎるほどあるよ」
といいたいのです。
前から読めればいいのなら、
別に音読じゃなくてもいいのではないか?
という考えもあるかもしれません。
次回は、そのことについてお話したいと思います。
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佐賀県立高校入試問題で、
英文の読み方・音読の仕方を書いています。
参考にしてください。
https://www.nobiru4119.com/howto-study/