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伊万里高校1年9月の数学
そんなの当たり前の話?
9月は三角比を勉強していますね。
余角(90―θ)の公式、
補角(180―θ)の公式
は意味をしっかり理解してから
覚えましょう!
そのためには、
基本の基本
図をかいて
三角比の定義をきっちり頭に叩き込むこと!
余角(90―θ)
補角(180―θ)
の関係する問題は
意外と苦戦する人が多いので
図をかいて
何度も繰り返して問題を解いて覚えよう。
数学Ⅱの三角関数ではもっと複雑になるから
必ずやるんですよ。
あっ、三角比の定義でいえば
気になる事が
tanθはy 座標/x 座標だから
tan90 は定義されない。
tan90は 、 半径/0 だからね。
ここでポカーン??としている人がいます。
で、「0÷5は?」と訊いてみると
「0じゃないとですか?」
という答え。
5÷0=0
成り立ちませんね。
0で割れない説明①
確かめ算をしてみましょう。
割る数×商=割られる数
0×0=5
になってしまいます。
矛盾していますね。
0で割れない説明②
3×0=2億4千万×0
これはいいですね。
ここで、0で割れるものとして
両辺を0で割ります。
すると、
3=2億4千万
矛盾しますね。
0で割れない説明③
1÷0.1=10
1÷0.01=100
1÷0.001=1000
1÷0.0001=10000
割る数を小さくしていくと
商はどんどん大きくなっていきます。
では、
0.0000000・・・・・・・・・0000000001
と割る数を限りなく0に近付けると商はどうなりますか?
10000000・・・・・・・・・000000000
と限り無く大きくなっていきます。
今度は反対側から
1÷(-0.1) = -10
1÷(-0.01) = -100
1÷(-0.001) = -1000
1÷(-0.0001) = -10000
みえてきましたか?
そう今度はどんどん小さくなっていきます。
また限りなく0に近づけてみましょう。
-0.0000000・・・・・・・・・0000000001
でわると
-10000000・・・・・・・・・000000000
今度は限り無く小さくなっていきます。
同じように限りなく0に近い数で割っているのに
答えは全く正反対、答えが違いますよね。
答えが違うので
やっぱり
0では割れないといえます。
これを読んでいて、
中学一年で習う反比例を思い出しませんでしたか?
Y=a/Xのぐらふ
0<Xで
Xの値を原点Oに近付けても(小さくしても)
Y軸とは交わらないのでした。
X<0で
Xの値を原点Oに近づけても(大きくしても)
Y軸とは交わらないのでした。
つまり、
a を0で割った値は存在しないのでした。
19ch.tvの映像授業で確認してね。
https://19ch.tv/c1/c1m/c1m53.html
0の話はおしまいにして、
しつこいですけど、
方程式を解くにも
不等式を解くにも
三角比の定義
分かっているようでいて
いざ問題を解いていると、
数学がわりと得意な人でも
ここで引っ掛かっている人が多い。
まずは、ここを
図をかいて
ガッチリ掴むことからスタート!
定義なので当たり前だけど。
あたり前のことを
あたり前に!