伊万里高校1年9月の数学

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伊万里高校1年9月の数学

2019年09月27日

そんなの当たり前の話?

9月は三角比を勉強していますね。
余角(90―θ)の公式、
補角(180―θ)の公式
は意味をしっかり理解してから
覚えましょう!

そのためには、
基本の基本

図をかいて

三角比の定義をきっちり頭に叩き込むこと!

 

余角(90―θ)
補角(180―θ)

の関係する問題は
意外と苦戦する人が多いので

図をかいて

何度も繰り返して問題を解いて覚えよう。

数学Ⅱの三角関数ではもっと複雑になるから
必ずやるんですよ。

あっ、三角比の定義でいえば
気になる事が

tanθはy 座標/x 座標だから

tan90 は定義されない。

tan90は 、   半径/0  だからね。

ここでポカーン??としている人がいます。

で、「0÷5は?」と訊いてみると

「0じゃないとですか?」

という答え。

 

5÷0=0

成り立ちませんね。

 

0で割れない説明①

 

確かめ算をしてみましょう。

 

割る数×商=割られる数

 

0×0=5

 

になってしまいます。

矛盾していますね。

 

0で割れない説明②

3×0=2億4千万×0
これはいいですね。

ここで、0で割れるものとして

両辺を0で割ります。

 

すると、

3=2億4千万

矛盾しますね。

 

 

0で割れない説明③

 

1÷0.1=10

1÷0.01=100

1÷0.001=1000

1÷0.0001=10000

割る数を小さくしていくと
商はどんどん大きくなっていきます。

では、

0.0000000・・・・・・・・・0000000001

と割る数を限りなく0に近付けると商はどうなりますか?

10000000・・・・・・・・・000000000

と限り無く大きくなっていきます。

 

 

今度は反対側から

1÷(-0.1) = -10

1÷(-0.01) = -100

1÷(-0.001) = -1000

1÷(-0.0001) = -10000

 

みえてきましたか?
そう今度はどんどん小さくなっていきます。

また限りなく0に近づけてみましょう。

-0.0000000・・・・・・・・・0000000001

でわると

-10000000・・・・・・・・・000000000

今度は限り無く小さくなっていきます。

 

同じように限りなく0に近い数で割っているのに
答えは全く正反対、答えが違いますよね。

答えが違うので
やっぱり

0では割れないといえます。

 

これを読んでいて、
中学一年で習う反比例を思い出しませんでしたか?

 

Y=a/Xのぐらふ

 

0<Xで

Xの値を原点Oに近付けても(小さくしても)
Y軸とは交わらないのでした。

X<0で

Xの値を原点Oに近づけても(大きくしても)
Y軸とは交わらないのでした。

 

つまり、
a を0で割った値は存在しないのでした。

 

19ch.tvの映像授業で確認してね。

https://19ch.tv/c1/c1m/c1m53.html

 

0の話はおしまいにして、

しつこいですけど、

方程式を解くにも
不等式を解くにも

三角比の定義

分かっているようでいて
いざ問題を解いていると、
数学がわりと得意な人でも
ここで引っ掛かっている人が多い。

 

まずは、ここを

図をかいて

ガッチリ掴むことからスタート!

定義なので当たり前だけど。

あたり前のことを
あたり前に!

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